油日城(あぶらひ)
 別称  : 油日支城
 分類  : 平山城
 築城者: 上野氏か
 遺構  : 曲輪、土塁、堀、虎口
 交通  : JR草津線油日駅徒歩30分


       <沿革>
           史料にはみられず、詳細は不明である。『日本城郭大系』などでは、北東の油日館
          甲賀二十一家の一つ・上野氏の城館と推測しており、油日城をその詰城とする見方も
          あるが、確証はない。


       <手記>
           油日神社の門前町から杣川を隔てた南西の峰先に築かれた城です。北麓の墓地から
          橋を渡れば、城山に取り付けます。甲賀式の方形主郭を基調とし、南西辺を除く三辺に
          虎口が開いています。登城口側の北東辺下には土塁を伴った腰曲輪が、そして付け根
          側の南東辺の虎口前には、馬出し状の張り出し曲輪が付属しているのが特徴です。
           主郭には十分な広さがあるので、油日館とは別個に城主が居住していたとも考えられ
          ますが、推測の域を出るものではありません。いずれにせよ、規模や技巧性を鑑みるに、
          それなりの実力者の城館であったものと拝察されます。

 北麓の墓地から油日城跡を見上げる。
北東辺下の腰曲輪と土塁(左手)。 
 腰曲輪の先端部。
腰曲輪からと主郭の切岸。 
 北東辺の虎口。
主郭のようす。 
 北西辺の土塁。
北西辺の虎口。 
 南東辺の櫓台状土塁。
南東辺の虎口。 
 南東辺虎口前の馬出し状曲輪。
馬出し状曲輪の虎口か。 
 馬出し状曲輪先端下の堀切。
城域南下の堀底道状地形で区切られた土壇状区画。 


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