相垈塁(あいぬた) | |
別称 : なし | |
分類 : 平城 | |
築城者: 不明 | |
遺構 : 土塁、堀跡 | |
交通 : JR中央本線韮崎駅徒歩15分 | |
<沿革> 『中世城館調査報告書集成』に記載があるが、史料などにはみられず、詳細は不明である。 <手記> 相垈交差点の北、国道141号線から少し東に入ったところに昌安寺仏閣堂という小さなお堂 と小規模な墓地があり、その一帯が相垈塁跡とされています。 墓地の南には土塁が残り、その西端には南北に水路が走っていて、堀跡と推測されます。 また墓地の東側にも南北に水路が走り、その東側から見ると墓地はやや微高地となっていて、 その東端はやはり土塁の跡と思われます。墓地の北辺も不自然な弧を描いていて、その外側 には弧と並行にやや低まった畑地があります。こちらも塁の土塁と堀を利用したものと考えられ ます。 これらの遺構の状況から、史料にはないものの、城館跡とみて間違いはないと思われます。 ただ、ひとつだけ問題なのは、上記の遺構に囲まれた城塁の規模が小さすぎるという点です。 たとえ臨時の砦であったとしても、あまりにも用をなさないほどの狭さになるので、おそらくほか にも曲輪をしたがえていたものと推測されますが、残念ながら現状からはこれ以上は分かりま せん。 |
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南側土塁。 | |
南側土塁西端のようす。用水は堀跡か。 | |
東端のようす。 用水は堀跡、墓地は土塁跡か。 |
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墓地北辺のようす。弧を描く畑地は堀跡か。 |