船津鐘撞堂(ふなつ)
 別称  : なし
 分類  : 平山城
 築城者: 不明
 遺構  : なし
 交通  : 富士急行河口湖駅徒歩15分


       <沿革>
           天上山から延びる尾根の突端に、船津字鐘撞堂と呼ばれる場所がある。『甲斐国志』には、「平地
          ニシテ礎石存セリ」とある。鐘撞堂とは、天候などにより狼煙が使えない場合に鐘の音などを使って
          危急を知らせるための施設である。


       <手記>
           船津字鐘撞堂は現在鐘撞堂スポーツ広場のグラウンドとなっており、遺構は消滅しています。眺望
          は開けているものの、烽火台としての用は成し得ない立地です。おそらく、天上山烽火台が悪天候等
          によって使えない場合に備えたものだったのでしょう。

           


船津鐘撞堂現況。
背後の山は天上山。


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