葉多城(はた)
 別称  : 畑村構居
 分類  : 平城
 築城者: 櫛橋氏か
 遺構  : 堀、土塁
 交通  : 神戸電鉄粟生線葉多駅徒歩7分


       <沿革>
           『日本城郭大系』に「城主は櫛橋氏の一族か」とあるが、論拠は不明である。櫛橋氏は
          志方城を拠点とする大身領主で、天正六年(1578)の三木合戦に際して織田氏に攻め
          滅ぼされた。


       <手記>
           加古川の河岸角に築かれた崖端の城です。郭内は城山グラウンドとなっていますが、
          東辺の土塁および空堀が残っています。空堀は枯竹の藪に埋もれていてやや見づらい
          ですが、そもそも周辺が公園化・宅地化されているなかでよく残ったものです。また土塁
          南東隅には稲荷神社があり、櫓台とみられています。

 北から葉多城跡を望む。
城址碑。 
 稲荷神社の建つ櫓台状土塁。
東辺の土塁。 
 東辺の空堀。
同上。 
 稲荷神社。
土塁上から郭内を俯瞰。 


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