鹿角城(かのつの)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 新居資俊
 遺構  : なし
 交通  : 琴電琴平線太田駅徒歩20分


       <沿革>
           永正年間(1504〜21)ごろ、新居資俊によって築かれたとされる。新居氏は阿野郡新居郷を
          本貫とする羽床氏の分流で香西氏とも同族であるが、資俊の系図上の位置は不明である。
           資俊の曽孫とされる資規は、天正年中(1573〜92)に土佐の長宗我部元親に攻められ降伏
          した。鹿角城および鹿角新居氏のその後については詳らかでない。


       <手記>
           鹿社鎮守一帯を字城ノ内といい、鹿角城跡とされています。周囲は水田や宅地となっていて
          遺構らしきものは見当たりません。鹿社鎮守の地にはもともと田寄神社があったそうで、境内
          入り口には「田寄神社址」と「鹿角城址」という2本の石碑が、狛犬のように並び立っています。
           ちなみに鹿角は「かのつの」、新居氏は「にい」と読みます。どちらも難読ですね。

           
 鹿角城址碑。
字城之内の地神とみられる城之内氏神。 
 鹿角城跡(鹿社鎮守)周辺現況。


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