河合館(かわい)
 別称  : 河合屋敷
 分類  : 平城
 築城者: 不明
 遺構  : 土塁
 交通  : 神戸電鉄粟生線・JR加古川線・
      北条鉄道粟生駅徒歩15分


       <沿革>
           詳細は不明である。江戸時代には大庄屋・河合家の屋敷があり、屋号を「政所(まどころ)」
          といった。河合家は粟生の舟運で栄えたとされる。


       <手記>
           粟生会館の西側、民家裏手の畑の北と東辺に沿って、上図のように土塁が残っています。
          『日本城郭大系』によれば、1980年までは四周ぐるりと残存していたようで、国土地理院地図
          の年代別航空写真では、台形に近い方形の区画がはっきり見て取れます。ただ、これが中世
          城館の遺構なのか、江戸時代の庄屋屋敷の造作なのかはパッと見では判断ができません。

 北辺および東辺の土塁を望む。
北辺の土塁を望む。 
 東辺土塁。


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