大流城(おおながれ)
 別称  : なし
 分類  : 平山城
 築城者: 田村親光か
 遺構  : 曲輪、切岸
 交通  : 琴電琴平線栗熊駅徒歩40分


       <沿革>
           栗隈城の支砦とみられるが、詳細は不明である。


       <手記>
           栗隈城の下方中腹にならぶ4つの支城のうち東端に位置し、他の3城からはやや離れて
          いるうえに見学コースからも外れています。栗隈城の北東曲輪群へ登る尾根から逸れて、
          山肌をスライドしていけば辿り着けますが、4支城でやはり唯一説明板がありません。
           小さく突き出た尾根を大きく2段に削平した(現地の縄張り図では3段)だけのごく簡易な
          城砦で、堀もないため独立性は低く、支城というより出丸といった感じです。下段へ下りる
          と、すぐ下に谷筋の道が覗いており、かつてはそこから上がれたようにも見えますが、藪化
          しているうえにいささか崩れており、下りてみたものの少々難儀しました。今後整備される
          こともないでしょうから、私が辿ったルートで訪れるのがベターと思います。

           
 上段の曲輪。
下段の曲輪。 
 下段から上段の切岸を望む。
城の麓を流れる谷川。 


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