馬杉支城(ますぎ)
 別称  : なし
 分類  : 平山城
 築城者: 馬杉氏か
 遺構  : 堀、土塁
 交通  : JR草津線油日駅から車で5分


       <沿革>
           馬杉谷に散在する城館群の一つだが、詳細は不明である。


       <手記>
           馬杉城と峰続きの、一つ南側の峰先に築かれた城館です。自分は南東麓の民家脇から
          休耕地を伝い、藪谷戸を越えて城内を目指しました。ですが、後で分かったことに、馬杉城
          との間の鞍部に獣除けフェンスのゲートがあり、西側の新道から簡単にアプローチできる
          ようになっています。
           雑木林の斜面を東へ下ると、南北方向の空堀と土塁が現れます。西から空堀→土塁の
          順になっているので、おそらくこれが城域背後の堀切でしょう。郭内とみられる堀の東側は
          藪に埋もれており、すぐに民家の敷地ということもあって踏査は困難です。
           ところで、前述の通り無駄に苦労しながら馬杉支城と馬杉城を見学した後、ふと気付くと
          車のキーが見当たらず大ピンチ!歩いたルートをトレースしてみるも、どちらも藪城なので
          見つかりそうな気配もなく、「レッカーを呼ばなきゃないのかなぁ…」と泣き出しそうな気分
          で山の中を彷徨っていました。すると、これでダメならと諦めかけていた2往復目、休耕地
          から藪山に入る手前の芝の上に、奇跡的にキーを発見!!この時ほど安堵したのは久し
          ぶりでした。これを機に、今では重くて目立つキーホルダーを付けて持ち歩いています。

 西側の道路からの入口。
背後のものと見られる空堀。 
 空堀のようす。
堀の西側斜面のようす。 
こちらは城外か。 


BACK