大坪塁(おおつぼ) | |
別称 : なし | |
分類 : 平城 | |
築城者: 不明 | |
遺構 : 堀、土塁 | |
交通 : JR中央本線韮崎駅または長坂駅よりバス 「新田」バス停下車徒歩10分 |
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<沿革> 『日本城郭大系』には、「尾根上に、土塁によって形成された三郭が東西200m×南北200m の範囲にある」とある。史料等にはみられず、築城の経緯など詳細は不明である。 <手記> 『大系』や『中世城館調査報告書集成』には尾根上の城とありますが、私の見たところ尾根 というよりは崖端に近く、とくに集落のある東側に対しては高低差がありません。 塁跡は、現状竹藪となっていて、見通しは良くありません。3つの郭から成るとありますが、 私の見たところ二重の堀および土塁は認められたものの、3つ目の郭がどこを指すのか分かり ませんでした。ただ、方形輪郭式の城のようなので、三重目の堀と土塁を見落としただけなの かもしれません。 一番内側の郭は、欠損部分を推測で補ってもかなり窮屈な空間のように思われます。詰郭 というよりは、鎮守か何かが置かれていたのかもしれません。輪郭式ですので、二番目の郭 も十分広いとはいえず、城主居館などの建物は三つ目の郭か城外に設けられていたものと 考えられます。 塁跡に北接する生活道路を挟んだ北側の藪のなかにも、南北に土塁が走っています。この 土塁はおそらく西側を向いていると思われますが、堀は付属していません。塁のものとは思い ますが、どのような性格のものなのかは、いまひとつはっきりしません。 |
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一重目の堀と土塁。 | |
二重目の堀と土塁。 | |
北側に南北に延びる土塁。 |