岡城(おか)
 別称  : 岡構居、森城
 分類  : 平山城
 築城者: 丹生太郎左衛門か
 遺構  : 不詳
 交通  : 神戸電鉄粟生線・JR加古川線・
      北条鉄道粟生駅徒歩20分


       <沿革>
           『播陽古城記』によれば、城主は金鑵城主中村正満の家臣・丹生太郎左衛門で、
          長禄元年(1457)の長禄の変に加わって討ち死にしたとされる。


       <手記>
           万願寺川沿いのこんもりとした丘が岡城跡です。頂部には天満宮があり、南麓の
          道路から北条鉄道の線路を渡ると参道が延びています。踏切には遮断機が付いて
          いないので、横断する際はご注意ください。
           境内は広く後世に均されているようで、城館跡につながるようなものは見受けられ
          ません。社殿背後の雑木林にも入ってみましたが、自然地形が続くばかりで城館跡
          らしい雰囲気も感じられませんでした。太郎左衛門1代で廃されたとすれば、山頂に
          居館が建っていただけということも時代的に考えられるかもしれませんが、なんとも
          未消化感の残る城館推定地です。

 岡城跡の丘を望む。
天満宮。 
 境内のようす。
社殿背後の雑木林のようす。 
 南麓の遮断機のない踏切。
ちょうど北条鉄道が通りました。 


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