パージング城( Schloss Pasing )
 別称  : パージング水宮
 分類  : 水城(Wasserburg)
 築城者: フライジング司教
 交通  : パージング駅徒歩10分
 地図  : Google マップ

       <沿革>
           ヴュルム川沿いの微高地を利用した城砦として、1100年ごろにパージング司教によって
          築かれたと考えられている。1381年の史料には、ミュンヘンの都市貴族ピュトリッヒ家の
          城砦として記述がみられる。
           1500年ごろに一旦廃城となったとみられるが、1701年のミヒャエル・ヴェーニングによる
          『パージングの城館と荘園』と題された銅版画に居館造りの城が描かれている。1596年
          にはパージングの荘園特権に関するライトモア家の記述がみられ、再建されたSchloss
          (宮殿)との関連が指摘されているが、詳細は明らかでない。
           18世紀には再び荒廃していったが、1814年にバイエルン王マクシミリアン1世ヨーゼフが
          ベルヒェム家から城を購入した。しかし、城内の建物は翌1815年に取り壊され、すぐ南に
          ガッターブルク宮殿が造営された。パージング城跡に付属する土地や権利は、1834年に
          騎士フェリックス・フォン・ヒルツに、次いで1840年にはカール・フォン・ベック男爵へ譲渡
          された。
           1848年には領主権が廃され、1850年から1862年までは、城跡でビアガーデンが運営
          されていたとされる。


       <手記>
           パージングはミュンヘンの西のターミナル駅なので、鉄道で移動する際にはその名を
          聞くこともあるでしょう。パージング城は、駅から南西に10分ほど歩いた静かな住宅街の
          なかにありますが、私有地のため立入禁止です。
           微高地を水濠でぐるり囲んだ水城(Wasserburg)ですが、近付くこともままならず、西側
          の遊歩道から濠越しに城丘を望む程度です。とくに何にも使われていない様子なので、
          またビアガーデンでもオープンしてくれないかなぁ、などと思ったりしました笑

  
 西から濠越しに城丘を望む。
同上。 
 城の脇を流れるヴュルム川。


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