ラームシュタイン城 (Château de Ramstein) |
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別称 : なし | |
分類 : 山城(Höhenburg) | |
築城者: オットー・フォン・オクセンシュタイン | |
交通 : セレスタ駅よりタクシー利用 | |
地図 : (Google マップ) | |
<沿革> 1293年、下エルザスの領主オットー・フォン・オクセンシュタインによって築かれた。当時、 神聖ローマ皇帝ルドルフ1世死後、ルドルフ1世の子アルブレヒトとナッサウ家のアドルフ・ フォン・ナッサウの間で皇位争いが起きていた。オットーはアルブレヒトと対立し、彼の城で あるオルテンベルク城に対する対の城として、ラームシュタイン城を築いた。 1298年にアルブレヒトが皇位争いに勝利し、アルブレヒト1世として即位すると、ラーム シュタイン城は彼のものとなったとみられる。城は1307年にライヒェンベルク家に与えられ、 その後1361年にはストラスブールのツォルン・フォン・ブーラッハ家に、1422年にはウッテン ハイム家の手に移った。 1421年、ストラスブール市の内紛であるダッハシュタイン戦争で、ラームシュタイン城は ストラスブール市の軍に包囲された。この戦いで城は搊傷を受けたが、戦後まもなく修築 された。1470年には、アルザスの下級貴族出身のペーター・フォン・ハーゲンバッハが、 ラームシュタインとオルテンベルクの両城を購入した。 三十年戦争さなかの1633年、城はスウェーデン軍によって破壊された。そのまま廃城、 廃墟となり現在に至っている。 <手記> ラームシュタイン城はオルテンベルク城と同じ峰続きにあり、ラームシュタイン城の方が 峰の先端側に位置しています。オルテンベルク城へはラームシュタイン城の眼前を通って 行くことになります。 現在は、主塔を1本かろうじて残すだけの完全な廃墟となっています。倒壊の危険がある ため、塔への立ち入りは禁止されています。このままではいずれ遠くない将来に崩れて しまいそうなので、少しでも修復した方が良いようには思いました。 |
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ラームシュタイン城主塔。 | |
オルテンベルク城からラームシュタイン城を望む。 |