米岡チャシ(よねおか)
 別称  : 米岡6遺跡
 分類  : チャシ
 築城者: 不明
 遺構  : 溝
 交通  : 「米岡第二」バス停下車徒歩10分


       <沿革>
           岬の付け根に区画を設ける溝が掘られており、チャシ跡とされているが詳細は不明である。


       <手記>
           米岡チャシは、奥尻島の南端に近い米岡地区にあります。すぐ南に奥尻空港があり、私は
          ここに荷物を置いて、搭乗まで少し時間をとって訪ねることにしました。空港から歩いて行ける
          というのも、離島ならではなのかなという気がします。
           上の地図中にあるチャシ跡までの歩き道を見つけるのは容易です。しかし、このトラクターの
          轍程度の道は、いざ丘を下るというあたりで雑草に埋もれてしまい、通行不能になりました。
          仕方なく脇に逸れて歩けそうな草の少ないところを探して進んでみたのですが、これが結構な
          重労働なうえに、視界が開けたところでチャシ跡までまだだいぶあることが判明し、飛行機に
          乗り遅れては一大事なのでここで断念することにしました。下草がまだ芽吹かない時期なら、
          なんとか辿りつくことは可能かもしれません。
           チャシ南西の群来岬(くきみさき)は、かつてニシンの大群がやってくることから名づけられ
          たそうです。おそらくは、ニシンをはじめ魚群や天候の観測などに使われた施設で、砦として
          の性格はほとんどなかっただろうと推測されます。

           
 米岡チャシ方面を望む。
頑張ってたどり着いたチャシ背後の丘のようす。 


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