粟生田氏館(あおうだし)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 粟生田行直か
 遺構  : なし
 交通  : 東武東上線坂戸駅徒歩10分


       <沿革>
           開発領主粟生田氏の館とされる。粟生田氏は児玉党浅羽氏庶流とされ、児玉弘行の孫
          浅羽行成の一子行直にはじまるとされる。
           粟生田氏は14世紀に播磨国に所領を得て下向したとみられ、鎌倉末期以降の武蔵国に
          おける動向は不明である。


       <手記>
           現在の青蓮寺のあたりに堀の内の字が残り、館跡と推測されています。また、青蓮寺
          から線路を挟んだ北側には内出公園があり、これも城郭関連地名と思われます。
           現在は館跡をしのぶようなものはなにもなく、要害性も認められません。おそらく当時は、
          高麗川がもっと館に迫って流れていて、崖端の館に近い感じだったものと考えられます。

           
 青蓮寺。
内出公園。 
 


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