厚木陣屋(あつぎ)
 別称  : 烏山藩厚木役所
 分類  : 陣屋
 築城者: 大久保常春
 遺構  : なし
 交通  : 小田急線本厚木駅徒歩7分


       <沿革>
           近江国内に1万5千石を有していた大久保常春は、享保十年(1725)に2万石へ加増のうえ、下野国
          烏山へ転封となった。同十三年(1728)には老中へ昇進し、相模国内に1万石を加増された。厚木陣屋
          は、このとき加増された飛び地を治めるために建設された。陣屋には、代官のほか3人の役人が常駐
          していた。
           烏山藩大久保家は、その後8代を数えて明治維新を迎えた。


       <手記>
           厚木陣屋は、大山街道(矢倉沢往還)の相模川渡河地点にありました。南隣には厚木神社があり、
          古来交通量の多いところであったと推測されます。
           遺構などはとくに残っていません。厚木神社の北東端あたりに、陣屋跡の石碑が建てられています。


           


厚木陣屋跡石碑。


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