大日砦(だいにち)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 石山本願寺
 遺構  : なし
 交通  : 大阪メトロ谷町線/大阪モノレール
      大日駅徒歩10分


       <沿革>
           『信長公記』にみえる石山本願寺の端城五十一か所の1つで、紀伊衆の鈴木飛騨守重幸
          が守備したとされる。


       <手記>
           上の図に示したポイントに「藤之森」とだけ彫られた石碑が建っており、この付近が砦跡と
          いわれています。とはいえ藤之森とは何ぞやと周辺を歩いていると、南東200mほどのところ
          に鎮座する白山神社の説明板に、もともとは同社があった場所であると書かれていました。
           また、神社向かいには浄土真宗本願寺派の教應寺があり、門前には「顕如上人御旧跡」
          という石碑が建てられています。どのような所縁があるのかは定かでありませんが、真宗の
          寺院ということは、むしろここが砦の中心地で、藤之森の旧白山神社までが城域であったと
          みるべきではないかと考えます。

 「藤之森」碑。
もとは藤之森に鎮座していた白山神社。 
 白山神社向かいの教應寺。


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