船橋御殿(ふなばし)
 別称  : なし
 分類  : 御殿
 築城者: 徳川家康
 遺構  : なし
 交通  : 京成本線京成船橋駅徒歩5分


       <沿革>
           徳川家康が鷹狩の際の休憩用に造営したお茶屋御殿とされる。実際に、元和元年(1615)
          十一月に東金で鷹狩を行い、帰りに宿泊したとする記録が残っている。2代将軍・秀忠も東金
          へ鷹狩に出向いていたが、それ以降は東金まで赴くことはなくなった。寛文十一年(1671)に
          東金御殿が廃止されており、船橋御殿もこれに前後して廃されたと考えられている。
           御殿の跡地は、貞享年間(1684〜88)に船橋大神宮司の富氏に下賜され、建物のあった
          場所に東照宮が建立された。


       <手記>
           船橋御殿は船橋旧市街北側の海老川沿いにあったとされています。上述の船橋東照宮が
          住宅街の中に今も鎮座しており、小さいながら葵の御紋の垂れ幕が下げられ威容を放って
          います。
           鳥居の脇には説明板が設置されていて、それによると宝永四年(1707)の絵図に御殿の
          外郭線が示されていて、当時は土手で囲まれていたようです。そのラインは現在もそのまま
          道路として残っていて、とくに南辺は御殿通りと名付けられています。
           ちなみに、御殿とは直接関係ありませんが、海老川の遊歩道を1.5kmほど遡ると、将軍家の
          鷹狩にまつわる鷹匠橋があります。

           
 船橋東照宮
同上。 
 鳥居脇の説明板。
外郭線跡の道路。 
 同上。
東辺の海老川。 
 海老川を遡ったところにある鷹匠橋。


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