伏木台場(ふしき)
付 澗改所(まあらためしょ)
 別称  : 伏木御台場
 分類  : 台場
 築城者: 加賀藩
 遺構  : なし
 交通  : JR氷見線伏木駅徒歩7分


       <沿革>
           伏木の港には元和三年(1617)ごろには澗改制度が設けられ、澗改所が建てられて
          いたと考えられている。澗改所とは、港の管理と税関を兼ね合わせた役所とされる。
           嘉永四年(1851)、澗改所の隣に加賀藩の台場が建造された。台場には5門の大砲
          が据えられたが、慶応三年(1867)ごろまでには撤去されていたといわれる。


       <手記>
           上の緑点の位置に説明板が設置されていますが、実際の澗改所と伏木台場は少し
          東方の緑円のあたりにあったそうです。遺構はおろか港湾の埋め立て地に囲まれて
          旧状もうかがいしれませんが、国土地理院地図の古い航空写真を見ると、台場跡の
          周辺だけ開発から取り残されている感じになっていました。
           ちなみに私はこの後、伏木駅と台場跡の間あたりにある寿司屋さんで晩酌を楽しみ
          ました。店名は伏せますが、富山の新鮮なネタを堪能できたのはもちろん、大将との
          会話も弾み、帰りしなには握手まで求められてしまいました笑

           
 伏木台場および澗改所跡の説明板。
実際の澗改所および伏木台場跡付近現況。 


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