クレーエン
( Gråen )
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: スウェーデン
 交通  : ランツクルーナ駅よりバス。「ロートヒューストルイェット
       (市役所広場)」バス停下車徒歩15分
 地図  :(Google マップ


       <沿革>
           すでに存在していたランツクルーナ要塞と連携してランツクルーナの港を防衛する目的で、
          スウェーデンによって1748年に浅瀬を埋め立てる形で建設が開始された。しかし、1788年に
          工事は中断され、未完成のまま放棄された。

       <手記>
           私はスウェーデン語はできないので、正しい読みが分からないのですが、現地で耳にした
          限りでは「クレーエン」に近い発音だったと記憶しているので、ここでもそのように表記します。
           ランツクルーナの港を挟み込むような形で沖に浮かぶクレーエンは、地図上でも稜堡の跡を
          確認できます。ただ、基本的には無人島のうえに、要塞跡は浸水するに任せて干潟のような
          状態になっていて、現在は野鳥保護区になっているそうです。
           旧要塞の外側にも人工島が伸びていて、こちらには家屋やはしけが並んでいます。土地を
          貸し農園としてレンタルしていて、建物は定住するためのものではないようです。基本的に、
          クレーエンへは関係者以外は渡れないようで、一般人が立ち入りできるのは年に1回か2回
          のお祭りのときだけだそうです。
           ランツクルーナの波止場の南西端まで歩くと、説明板が設置されていて、海越しに要塞を
          眺めることができます。低い稜堡の石塁を確認するのが精いっぱいといった感じです。

           
 ランツクルーナの波止場から説明板越しに
 クレーエンを望む。
先端側を望む。 
 稜堡の石塁を最大ズームで。


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