比企氏館(ひきし)
  別称 : なし
  分類 : 館
 築城者 : 比企氏
  遺構  : 土塁
  交通  : JR鎌倉駅徒歩10分


   <沿革>
      比企氏は、頼朝挙兵以来功を立て、とくに比企能員は頼朝の信任厚かった。能員は
     2代将軍頼家の舅として権勢を振るい、幕府の要職に就いた。しかし、能員は次第に
     北条氏と対立し、建仁三年(1203)九月二日、北条時政邸で誘殺された。
      同日、北条方の軍により比企氏一族は滅ぼされた。


   <手記>
      今の妙本寺域が館の跡です。谷あいの道をまっすぐ進むと本堂に当たりますが、立
     地から考えて館は途中の左手、社務所がある辺りに構えられていたと考えられます。
      比定地に登ると、鎌倉期の館の形式が良く分かります。



比企氏館跡(妙本寺:左手が比定地・奥が本堂)


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