二重堀砦(ふたえぼり)
 別称  : 日根野備中守弘就砦
 分類  : 平城
 築城者: 羽柴秀吉
 遺構  : なし
 交通  : 名鉄小牧線小牧駅または
      小牧原駅徒歩20分


       <沿革>
           天正十二年(1584)の小牧・長久手の戦いに際し、羽柴秀吉方の陣城として築かれた。
          このとき、岩崎山砦から田中砦を経由して二重堀砦に至る20町余の土塁が1日で構築
          されたといわれる。日根野備中守弘就・盛就兄弟らが守将を務めたとされる。
           同年十一月に講和が成立すると、役割を失い廃された。


       <手記>
           上に緑点で示した細道の先の民家脇に、祠と「日根野備中守弘就砦跡」の石碑があり
          ます。また、二重堀北バス停の角には、「備中守砦跡入口」の石標も建っています。遺構
          は残っていないようです。

           
 祠と「日根野備中守弘就砦跡」の石碑。
「備中守砦跡入口」の石標。 


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