松尾館(まつお)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 小笠原氏か
 遺構  : なし
 交通  : JR飯田線伊那八幡駅徒歩10分


       <沿革>
           松尾城が築かれるまでの、小笠原氏の伊賀良荘の居館が置かれていたと推測されている・
          伊賀良荘に最初に居住したのは鎌倉時代初めの小笠原長経・長忠父子のころともいわれる
          が、近年では小笠原氏が同荘を獲得したのは鎌倉幕府滅亡後のこととする説も有力視されて
          いる。
           松尾城は遅くとも嘉吉二年(1442)までに築かれており、松尾館もそれまでには廃されたと
          みられるものの、確証はない。


       <手記>
           天竜川の西岸にその名も松尾城という地名があり、松尾館は清見寺付近にあったのでは
          ないかと考えられています。1989年には公民館(清見寺東隣の城集会所か)建設に伴って
          発掘調査が行われたものの、城館跡を裏付けるような遺物は見つからなかったそうです。
           現状は宅地や畑地などで、地表にも遺構らしきものはありません。集会所の東辺は斜面に
          なっていて、このわずかな河岸地形を利用した崖端の館城であった可能性は、十分に考え
          られるでしょう。

           
 清見寺。
境内の塚状の祠。 
 城集会所東辺の斜面。
集会所からの眺望。 


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