小沢古城(おざわこ) | |
別称 : なし | |
分類 : 平城 | |
築城者: 山口権左衛門か | |
遺構 : 土塁跡 | |
交通 : JR飯田線伊那北駅からバスに乗り、 「上伊那農業高校」下車徒歩20分 |
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<沿革> 『長野県町村誌』南信篇によると、天正年間(1573~92)に山口権左衛門が居住して いたとされるが、詳細は不明である。 <手記> 伊那市の遺跡地図によると、松月寺境内及びその西側のマンション付近が小沢古城 の跡とされています。同寺には縄文時代の月見松遺跡の標柱と説明板がありますが、 城跡については触れられていません。 昭和四十三年(1968)の開田工事に先立って行われた緊急発掘および同四十八年 (1973)の調査の報告書によると、小沢川河岸の松月寺境内の三方に土塁を巡らした 館城で、北辺の土塁は戦後まもなく崩されたそうです。当時はまだ残る東西辺の土塁 が残存していて、そのうち西辺は墓地開発の際に埋められたとのこと。東辺の土塁、 まさに標柱や説明板が立っているところで、わずかながら高まりとなっています。 その裏手には谷筋からの旧道が残り、この道を扼する意味合いもあったものと推測 されます。河岸の切れ込みを挟んだ西側のマンションについては、城域なのかどうか、 報告書からは読み取れませんでした。 |
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月見松遺跡の標柱と説明板。 その下は低いながらも土塁跡だそうです。 |
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土塁裏手のようす。 切岸も遺構か。 |
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麓からの旧道。 | |
境内西側に建つマンション。 遺跡地図ではここも城域とされています。 |