石御堂遺跡(いしみどう)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 不明
 遺構  : なし
 交通  : 日暮里・舎人ライナー見沼代親水公園駅徒歩10分


       <沿革>
           昭和五十七年(1982)の発掘調査により、堀や井戸などの遺構が発見された。13世紀以降の
          武士の館跡と推測されているが、文献等には一切みられず、詳細は不明である。

       <手記>
           石御堂遺跡は、普門寺東側で発見された武士の館跡です。現在は住宅街となっていて、遺構は
          おろか案内などもありません。
           館跡の東を流れているのは見沼代用水ですので、当時水流はなかったものと思われます。南に
          毛長川が流れており、総体的な地形としては南に向かって緩やかに降っています。周囲には蓮沼
          や西沼、江戸といった地名があり、他にもいくつかの水源があったのかもしれません。
           記録には登場せず、遺構ももはや宅地の下ということでこれ以上のことは分かりませんが、北に
          向かって直線状に本郷城殿山城と並んでいるため、付近を南北に街道が走り、太田氏関連の
          武士が居住していたとも考えられます。

           
 石御堂遺跡周辺現況。
普門寺。 


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