柏原御殿(かしわばら)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 徳川家康
 遺構  : なし
 交通  : JR琵琶湖線柏原駅徒歩10分


       <沿革>
           徳川将軍上洛の際の休憩・宿泊施設として、いくつか築かれた御茶屋御殿の1つである。築城年代は
          詳らかでないが、慶長五年(1600)の関ヶ原の戦いから間もない頃に造営されたとみられている。
           他の御茶屋御殿に比べると利用頻度が高かったが、徳川家光以降は将軍上洛の必要性がなくなった
          ことから、他の御殿と同じく元禄二年(1689)に解体された。


       <手記>
           旧中山道柏原宿の西端付近に位置し、跡地には石碑と間取り図付きの説明板がありますが、遺構は
          残っていません。ただ、柏原は中山道の宿場のなかでも旧観の保存に熱心な地域なので、古い町並み
          に当時の面影を偲ぶことはできます。

           

柏原御殿跡


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