川口氏館(かわぐちし)
 別称  : 川口氏邸、川口館、川口兵庫介館
 分類  : 平山城
 築城者: 川口氏
 遺構  : 不詳
 交通  : 京王電鉄京王八王子駅よりバス
       「川口小学校」バス停下車


       <沿革>
           武蔵七党の1つ西党に属する川口氏の居館跡である。川口氏は、西宗貞の孫の次郎大夫にはじまると
          される。次郎大夫の後、川口氏は八郎太郎景綱、太郎長季、兵庫介幸季と続いている。兵庫介幸季は、
          応永年間(1394〜1427)に長楽寺に薬師如来像を寄進したと伝えられる。
           幸季以降の川口氏の動向は不詳である。

       <手記>
           川口氏館は、川口川と北浅川に挟まれた台地の一端にあり、眼下を秋川街道が走る交通の要衝です。
          正確な位置は今なお明らかではないようですが、地誌などの記述から大まかな範囲が推定されているよう
          です。
           現在、比定地一帯は畑地となっており、一角に地元有志が建てた館跡碑があります。また、館跡へ上る
          小道と秋川街道の角に館跡入口の碑まで建てられています。


           
 川口兵庫介館跡の石碑。
秋川街道沿いの館跡入口の碑。 


BACK