キンツハイム城
(Château de Kintzheim)
 別称  : クーネゲスハイム城
 分類  : 山城(Spornburg)
 築城者: フリードリヒ2世
 交通  : セレスタ駅よりバス利用
 地図 : (Google マップ


       <沿革>
           1250年ごろ、神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世の命によって築かれたといわれる。
          14世紀ごろに居住用の館が増築され、1480年にはカスパー・フォン・メールスベルク
          によって改築された。1492年、城はシュレットシュタット市(現在のセレスタ)に売却
          された。
           三十年戦争さなかの1633年、城はスウェーデン軍の攻撃によって損害を受けた。
          1649年、市は城を市長であるJ・G・ド=ゴレンに売却した。ド=ゴレンは、城に住む
          ことはなかったが、修復を施した。1760年ごろ、城には隠者が1人棲みついていた
          といわれる。
           1789年のフランス革命で再び城は破壊された。エルザス=ロートリンゲン(現在の
          アルザス=ロレーヌ)が普仏戦争後にドイツ帝国領となると、1876年から城はドイツ
          の手により修復された。
           1968年からは、「Volerie des Aigles(鷹の巣)」という鷹のテーマパークとなっている。


       <手記>
           キンツハイム城は、キンツハイムの街を見下ろす小高い丘の上に建っています。
          小ぶりながら、古い城の面影をよく残していると思います。
           現在は、鷹のテーマパークになっているということで、中ではたくさんの鷹が飼育
          されていました。訪れたときはまだ開店前だったようで、飼育員に冷たくあしらわれ
          てしまいました。


           
 キンツハイム城近望。
キンツハイム城遠望。 
奥にケーニクスブール城が見えます。 


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