小和田館(こわだ)
 別称  : 小和田北遺跡
 分類  : 平城
 築城者: 不明
 遺構  : なし
 交通  : JR中央本線長坂駅からバスに乗り、
      「キッツ前」下車徒歩20分


       <沿革>
           昭和五十七年(1982)の圃場整備に伴う発掘調査により、堀や井戸が検出され、
          古銭や「木原新七郎」の名の入った硯、茶碗などが見つかったとされる。同六十一
          年(1986)の調査報告書では、13〜14世紀の館跡と推測している。
           一方、北杜市の『市内城館跡詳細分布調査報告書』によれば、館跡と判断できる
          遺物に乏しく、土壙など葬送に関係する遺構が見つかっていることから、寺院跡と
          する説も呈されているとされる。


       <手記>
           館跡とされているのは鳩川沿いの緩やかな台地の先端部ですが、現状は前出の
          圃場整備および中央自動車道の建設によってだいぶ改変されています。高速道の
          北側は、川沿いの斜面などに旧地形が僅かながら偲べるものの、遺構などはあり
          ません。
           感触としては、やはり古い時代の城館跡と思われます。一方で、1986年の調査
          報告書は、「小和田館跡というよりはむしろ深草館跡の範疇として提えられる」など
          よく分からない結論が前提になっていて、読んでも何を言いたいのか「???」な
          感じでした。
           ちなみに、報告書によれば読みは「こわだ」だそうです。

           
 小和田館跡周辺現況。
鳩川沿いの斜面。 
 台地北西部の斜面境目。
 館の外郭ラインか。


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