満願寺館(まんがんじ)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 不明
 遺構  : 土塁、堀
 交通  : 秩父鉄道行田市駅からバスに乗り、
      「満願寺入口」下車徒歩1分


       <沿革>
           遺構は明確に残るものの、史料も伝承もなく詳細は不明である。


       <手記>
           満願寺境内裏手に、藪に埋もれているものの、かなりはっきりとした土塁と堀跡が
          残っています。寺社敷地となっている城跡でこれだけ遺構が明白に残存していると、
          思わず嬉しくなってしまうものです。
           城主等についてはわかりませんが、すぐ東が低湿地だったと思われ、微高地の縁
          に築かれた開発領主の居館だったのではないかと拝察されます。また境内には、
          樹齢600年といわれる枝垂桜の古木があります。館の存廃時期によっては、館主の
          お手植えという可能性もあり得るものと思われます。

           
 満願寺本堂。
境内裏手の土塁。 
 土塁と堀跡。
樹齢600年のシダレザクラ。 


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