松岡陣屋(まつおか)
 別称  : 御館、松岡藩館、松岡館
 分類  : 陣屋
 築城者: 松平昌勝
 遺構  : なし
 交通  : えちぜん鉄道松岡駅徒歩5分


       <沿革>
           正保二年(1645)、福井藩主松平忠昌が没すると、庶長子の昌勝に5万石が分知
          された。3年後の慶安元年(1648)、当時の芝原郷に陣屋が建設されること決定し、
          松岡と地名も改められた。陣屋は「御館」と呼ばれ、承応三年(1654)に昌勝が入部
          した。陣屋造ではあったが、5万石の規模に相応しく内堀と土居で二重の構えを敷き、
          総坪数は7,780坪に及んだとされる。
           昌勝の長男綱昌は、福井藩主松平昌親の養子となって家督を継いだため、次男
          昌平が2代藩主となった。その後、昌平の弟吉邦も福井藩主に迎えられたが、享保
          六年(1721)に男子なく没した。これを受けて、松岡藩は福井藩に吸収され、昌平が
          宗昌と改名して吉邦の跡を襲った。陣屋は廃され、跡地は「明屋敷」と呼ばれる畑地
          となった。


       <手記>
           陣屋周辺は松岡の市街地となり、遺構は残っていません。一応、九頭竜川の河岸
          段丘上にありますが、時代を考えれば要害性についてはさほど問題ではなかったと
          思われます。
           上の地図に示したポイントに、説明板と「お館の椿」があります。この椿は、昌勝が
          愛観していたものだそうで、つまりこのあたりが御館の中心部だったということになり
          ます。ほかに特筆すべきものもないので、この後は近くにある、かの黒龍酒造を訪ね
          るのがよろしいでしょう笑

           

陣屋跡説明板とお館の椿。


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