谷地城(やち)
 別称  : なし
 分類  : 平山城
 築城者: 小田井氏
 遺構  : なし
 交通  : しなの鉄道御代田駅徒歩1分


       <沿革>
          小田井城主小田井氏の支城の1つとされる。詳細は不明だが、天文十三年(1544)に
         小田井氏が武田晴信によって滅ぼされた際に、廃城になったものとも推測される。


       <手記>
          御代田駅前にあったとされる谷地城址は、市街地化によって消滅してしまっています。
         周辺を歩いてみると、緩やかながら南側と西側に落ち込む地形となっています。おそらく、
         小さな峰の頭頂か突端に築かれた小砦であったものと推測されます。
          このように、要害性はほとんどみられず、戦闘が第一目的の城ではなかったと考えられ
         ます。東側を旧中山道が走っているため、おそらくは軽井沢・上州方面からの侵入者に
         対する哨戒用の城であったものと思われます。

          
 谷地城址現況。
同上。 


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