望月村嶋城(もちづきむらしま)
 別称  : 村嶋城
 分類  : 平山城
 築城者: 望月重元か
 遺構  : 曲輪、土塁、堀
 交通  : JR草津線寺庄駅から車で5分


       <沿革>
           現地説明板によれば、文明十二年(1480)時点で望月村嶋守重元が居住していたとされる。
          重元は甲賀五十三家筆頭・望月家の一族とみられるが、詳しい系譜や動静は定かでない。


       <手記>
           柑子集落の崇福寺裏手の丘が村嶋城跡です。北側には、重元の次男・重武が住したといわ
          れる望月青木城があります。明確な登城路はなく、北側から直登しました。
           典型的な甲賀式城館で曲輪を高土塁が囲い、背後には浅い堀切が設けられています。文明
          年間に築かれたとしても、この規模ならば首肯できます。他方で、青木城は一般的な山城の
          構造をしており、城域も3つのピークに跨っています。対照的な両城の関係については気になる
          ところですが、ほとんどといってよいほど判断材料はありません。

 望月支城前から青木城跡を望む。
主郭と高土塁。 
 土塁上のようす。
土塁上から郭内を俯瞰。 
 土塁奥の墓碑。
 背後の堀切。 
 北東六の説明板。


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