葱生城(なぎ)
 別称  : 荒生城
 分類  : 平城
 築城者: 石山本願寺か
 遺構  : なし
 交通  : JRおおさか東線城北公園通駅徒歩15分


       <沿革>
           織田信長と石山本願寺の戦いが激化するなか、天正四年(1576)に本願寺方が設けた
          51か所の端城(出城)の1つとみられている。『東成郡誌』には、「大字荒生(なぎ)の東方
          に古城址氏ありと伝ふ」とある。


       <手記>
           旭区生江3丁目にある本願寺派の常宣寺が葱生城跡に比定されていますが、確証は
          ないようです。境内の南西隅には城郭風の二重櫓が建っており、実際に城砦があったか
          どうかと関係なく雰囲気はバッチリで、門脇に説明板も設置されています。
           裏手の城北公園は淀川の旧流路だったようで、立地的にも河岸の沖積地ということに
          なり、城砦があった蓋然性は十分といえるでしょう。

 葱生城跡に比定される常宣寺。
門脇の説明板。 
 裏手の城北公園。
 当時は淀川の川底でした。


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