夏見城(なつみ)
 別称  : なし
 分類  : 平山城
 築城者: 夏見政芳か
 遺構  : 土塁、曲輪跡
 交通  : JR総武線/東武野田線船橋駅からバスに
      乗り、「八栄小学校入口」下車徒歩5分


       <沿革>
           城跡に建つ長福寺の過去帳によると、夏見加賀守政芳なる人物が永禄年間に「当山往古
          開基」とある。政芳は永禄七年(1564)に戦死したとされ、夏見城の城主と推定されているが、
          詳細は不明である。


       <手記>
           海老川中流右岸の台地角を利用した城です。長福寺本堂裏手に土塁が残り、その東側が
          主郭とみられます。主郭の先端側は宅地などで削られているように思われますが、今もそれ
          なりに広さを留めています。静かな林の中には手製のブランコがあり、猛暑日の城巡りとて、
          木立を抜ける涼やかな風に揺られながら、しばしの休息を楽しみました。
           長福寺の北西に隣接する稲荷神社の境内にも、土塁の一部のような塚状地形がありまし
          たが、遺構かは不明です。また、長福寺南側は切通し道となっていて、あるいは堀を兼ねて
          いたのかもしれません。
           対岸には米ヶ崎城があり、高根城主高城氏の前哨砦と推測されます。とすれば、夏見城も
          無縁とは思えず、政芳は高城氏の一族ないし家臣とも考えられますが、確証はありません。

           
 東から夏見城跡を望む。
東麓から主郭跡を見上げる。 
 長福寺。
本堂裏手の土塁。 
 土塁を郭内側から。
同上。横矢状に張り出しています。 
 郭内のようす。
同上。 
 主郭からの眺望。
稲荷神社境内の塚状地形。 
 長福寺門前の切通し道。


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