日辺館(にっぺ)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 不明
 遺構  : 堀跡
 交通  : 仙台市営地下鉄河原町駅よりバス
       「日辺徳照寺前」バス停下車


       <沿革>
           日辺地区の徳照寺は、かつて周囲を水濠と土塁で囲まれており、城館跡と考えられている。
          史料にはみられず、詳細は不明である。
          
       <手記>
           日辺は広瀬川と名取川の合流点に面した平らな地区で、とくに要害性もない平地の一角に
          徳照寺があります。かつて存在したという土塁は失われているようですが、堀跡は水路として
          残っています。とくに、北辺から東辺へと流れる水路は、緩やかな屏風折れとなっており、古く
          からのものであることをうかがわせます。
           この水路に沿って、境内は周囲より一段高くなっており、この部分が現在城館跡らしさを感じ
          させる唯一の名残となっています。

           
 徳照寺。
境内北東隅付近のようす。 
水路が巡り、境内側が一段高くなっています。 


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