小館(こだて)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 戸沢氏か
 遺構  : なし
 交通  : JR田沢湖線角館駅徒歩20分


       <沿革>
           戸沢三十五城と呼ばれる外城ネットワークの1つである。戸沢氏15代当主秀盛の弟政盛が居住した
          といわれる。16代当主道盛の嫡男盛重は、病弱のため家督を弟の盛安に譲り、政盛の養子となって
          小館城主となった。
           盛重は、盛安が豊臣秀吉の小田原の陣に参陣している間に謀反を企み、重臣門屋宗盛を殺害した
          とされるが、その後の動静は不明である。
           天正十八年(1590)、小館はじめ戸沢三十五城のほとんどが破却された。


       <手記>
           城跡は、観光地として名高い角館武家屋敷町の南端、小館の字名が残る辺りにあったとされています。
          小館の集落には微高地が散見されるのですが、今では館の所在ははっきりとしません。集落の南東に
          小山があり、その麓が角館南高校の敷地になっているのですが、あるいはこの小山を背に立地していた
          のかもしれません。


           

小館周辺。


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