桜生城(さくらばさま)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 沢氏
 遺構  : 土塁、水濠
 交通  : JR東海道本線野洲駅よりバス
       「銅鐸博物館前」バス停下車徒歩10分


       <沿革>
           永禄年間(1558〜70)に沢弾正少弼清光が入城し、文禄二年(1593)に廃城になったと
          される。沢氏については、詳細は不明である。


       <手記>
           三方を田中山麓の峰に囲まれた傾斜にあった館城です。城跡には、今も沢氏の当主が
          住んでおられるということです。
           桜生城は、館城としては近隣にみられないほど豪壮な土塁と濠が残っていて圧巻です。
          とくに前面の塁濠が見事ですが、裏手にも藪のなかに延々と高い土塁が続いています。
           徒歩で行く場合は、中山道から国道下をくぐってまっすぐ進むと着きます。ただ、バスで
          銅鐸博物館まで行き、上の地図には載っていませんが、そこから南西に細い山道を降り
          ていくルートの方が、分かりやすく容易かと思います。

           
 桜生城址を北東より望む。
同南西より。 
 裏手の土塁。


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