沢氏西館（さわしにし）
	別称　 ：　澤氏西館
	分類　 ：　平城
	築城者：　沢氏か
	遺構　 ：　土塁、虎口
	交通　 ：　JR関西本線新堂駅からバスに乗り、 　　　　　　「川東」下車徒歩1分
＜沿革＞ 　　　　　　　　　　　伊賀郷士の1つ沢氏の居館とみられる。北東100mほどのところには沢氏東館があり、 　　　　　　　　　　両者は同族とみられるが、詳しい系譜は定かでない。また、同じ旧伊賀町の小杉地区 　　　　　　　　　　に沢氏城があり、大和国宇陀三将の1つ沢氏との関連が指摘されているが、こちらの 　　　　　　　　　　沢氏との関係についても詳らかでない。 　　　　　　　＜手記＞ 　　　　　　　　　　　滝川と宮川の合流点に臨む河岸の角にあり、東隣の民家と接する部分以外の三方の 　　　　　　　　　　土塁が残っています。とくに、西辺と南辺の2か所に虎口が開いている点は遺構の保存 　　　　　　　　　　状況の良さを物語っているといえ、沢氏東館と合わせて川東城館群のなかでも貴重な 　　　　　　　　　　館跡であると思われます。
	北辺の土塁。
西辺の土塁。
	西辺の虎口。
南辺の土塁と虎口（左手）。

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