清水陣屋(しみず)
 別称  : 下岩下陣屋
 分類  : 平城
 築城者: 徳川重好
 遺構  : なし
 交通  : JR中央本線春日居町駅徒歩10分


       <沿革>
           宝暦十二年(1762)、将軍徳川家重の次男重好が御三卿の1つ清水家を興すと、翌
          十三年(1763)に甲斐国内の所領統治のために下岩下村に陣屋が築かれた。
           寛政七年(1795)、重好は嗣子なく没し、清水家領は幕府に収公された。これにより、
          下岩下の陣屋は廃され、代官業務は天領代官所である石和陣屋に移された。清水家
          は寛政十年(1798)に再興されたが、下岩下の陣屋が再建されることはなかった。


       <手記>
           果樹園の中にひっそりと建つ稲荷神社の周辺が陣屋跡とされ、説明板が設置されて
          います。陣屋ですのでとくに遺構は認められず、どの程度の範囲が敷地だったのかも
          分かりません。
           同じブロック内には戦国時代に信虎誕生屋敷(岩下氏館)があったとされています。

           

清水陣屋跡(稲荷神社)。


BACK