新町原田館(しんまちはらだ)
 別称  : 新町原田南遺跡
 分類  : 平城
 築城者: 不明
 遺構  : 堀跡か
 交通  : JR飯田線伊那新町駅下車すぐ


       <沿革>
           長野県の遺跡地図には新町原田南遺跡として登録され、中世の住居跡が検出されて
          いるが、詳細は不明である。


       <手記>
           新町原田駅南西の、線路をまたいだ一帯が新町原田館跡とされています。駅前として
          開発されているうえ遺跡として認識されていることから、遺構は望めなかろうと遠景だけ
          撮影したのですが、後でgoogleマップを見てみると駅西側に沢を利用した堀跡のような
          地形があるようでした。いずれ再訪して確認してみたいと思います。
           新町原田館という名称は遺跡名から転用したものとみられますが、伝承などは残って
          いないようです。低い段丘の直下にあり、健脚の将兵なら上から飛び降りて進入できた
          でしょうから、とても防衛を意識しているとは思えません。そもそも城館だったのか、用途
          も含めて気になるところです。

           

新町原田館周辺現況。


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