高崎館(たかさき)
 別称  : なし
 分類  : 平山城
 築城者: 高崎盛忠か
 遺構  : なし
 交通  : JR東北本線国府多賀城駅または
       JR仙石線多賀城駅徒歩15分


       <沿革>
           高崎彦三郎盛忠が、寛正六年(1465)に築いて居住したと伝わる。盛忠は、八幡館主八幡景盛の子
          とされる。本家とともに留守氏に従ったが、合戦で討ち死にしたと伝わる。その後の高崎氏および高崎
          館については不明である。
           ちなみに、高崎館に隣接する化度寺は、寛正六年(1465)に盛忠が建立したものと伝わっている。

       <手記>
           高崎館は、西から南に砂押川が流れる緩やかな丘陵の頂部にあります。古墳時代から近世にかけて
          の複合遺跡である高崎遺跡の発掘にともない、平成十九年(2007)には、中世城館の掘立柱建物跡や
          柱列跡が発見されました。高崎遺跡の標柱や説明板の他には、遺構らしきものはありません。

           


高崎遺跡の標柱と説明板。


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