田中砦(たなか)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 羽柴秀吉
 遺構  : なし
 交通  : 名鉄小牧線小牧原駅徒歩5分


       <沿革>
           天正十二年(1584)の小牧・長久手の戦いに際し、羽柴秀吉方の陣城として築かれた。
          このとき、岩崎山砦から田中砦を経由して二重堀砦に至る20町余の土塁が1日で構築
          されたといわれる。守将は、蒲生氏郷・加藤光泰・堀秀政(現地説明板には長政とある
          が、秀政の誤りと思われる)らであったとされる。
           同年十一月に講和が成立すると、役割を失い廃された。


       <手記>
           国道155号線沿いの三ツ山公園に、城址碑と説明板が設置されています。周辺には
          三ツ山古墳群があったとされ、公園はどちらかというと、唯一残存する三ツ山三号墳を
          保存するために整備されているようです。古墳も物見台くらいには使われたと思います
          が、城砦遺構はとりたてて見当たりません。

           
 田中砦跡石碑と説明板。
こちらは三ツ山古墳群の石碑と説明板。 
 三ツ山公園と三ツ山三号墳。


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