富ノ森城(とみのもり)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 不明
 遺構  : 堀跡
 交通  : 阪急本線淀駅よりバス
       「南横大路」バス停下車徒歩10分


       <沿革>
           横大路被官衆の城とみられているが、詳細は不明である。現在は農地となっている比定地一帯
          に、「シロノウチ」の小字が残るとされる。


       <手記>
           富ノ森城址比定地は、県道13号から生活道路を入った先の水田地のなかにあります。比定地の
          西側と南側を水路が流れ、この方向にわずかに落ち込む地形となっています。おそらく、沖積地の
          先端を利用した城館であったものと推測されます。
           山本正男「京都市内およびその近辺の中世城郭」(『京都大学人文科学研究所調査報告 第53
          号』)所収の図にある城跡北東隅付近に、藪に埋れた堀跡が部分的に残っています。「中世城郭」
          にはこの北辺の堀跡については記載がなく、代わりに南と西辺の堀が現存するとあります。しかし、
          地表観察では北辺の堀に匹敵するような遺構は見受けられませんでした。おそらく、両辺に接して
          流れる水路との段差を指したものと思われます。

           
 富ノ森城址比定地現況。
北辺の堀跡と思われる藪。 


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