富岡砦(とみおか)
 別称  : なし
 分類  : 平山城
 築城者: 長野氏か
 遺構  : 切岸か
 交通  : 関越自動車道前橋ICより車で15分


       <沿革>
           箕輪城の支城の1つと思われる。長野直業が居住していたと伝わる。直業は、名将長野業正の弟とも
          甥ともいわれるが、系譜上の位置は不明である。直業は、永禄九年(1566)の箕輪城の戦いで長野氏
          が滅亡した際に自害した。
           戦後、武田氏によって廃城されたものと考えられる。



       <手記>
           富岡砦は、箕郷町富岡の字童子山と字稲荷山と呼ばれる2つの小丘に築かれていたとされています。
          このうち童子山の方に登ってみましたが、宅地や畑地、墓地などになっていて、遺構は分かりにくい状態
          です。最頂部は、周囲が切岸状に削られた小区画となっており、もしかしたら当時の形を伝えているもの
          かもしれません。


           
 富岡砦遠望。左が童子山、右が稲荷山。
童子山の頂上付近のようす。 


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