鳥居戸城(とりいど)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 鳥居戸次郎
 遺構  : 土塁
 交通  : 東武佐野線田沼駅よりバス
       「木戸内」下車徒歩5分


       <沿革>
           鎌倉時代に鳥居戸次郎が築いたとされる。鳥居戸次郎については、宝治元年
          (1247)の宝治合戦で討ち死にしたとされる戸奈良五郎宗綱の兄で佐野実綱の
          子と推測されるが定かでない。
           天正年間(1573〜82)に戸奈良次郎大夫守綱が鳥居戸城から岩崎城に移り、
          当城は廃されたとされる。


       <手記>
           戸奈良の平野部のど真ん中にあり、完全な領主の居館です。西辺がごく浅い
          谷戸に面していて、鳥居戸氏はこの沢谷戸に沿って開発していたものと思われ
          ます。すぐ東には、戸奈良氏の鰻山城があります。
           城跡は個人宅となっていて、『日本城郭大系』によれば北と西の土塁が残って
          いるとされています。たしかに今も両辺は木立となっているのですが、北の土塁
          については崩されてしまったようで、代わりにフェンスが張られていました。

           

鳥居戸城跡を北側から望む。


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