鞘戸耕地館(さやどこうち)
 別称  : 若児玉氏館
 分類  : 平城
 築城者: 若児玉氏
 遺構  : なし
 交通  : 秩父鉄道行田市駅からバスに乗り、
      「若児玉」下車徒歩5分


       <沿革>
           武蔵七党の1つ児玉党の流れを汲む若児玉氏の館跡と伝わる。『吾妻鏡』に若児玉
          小次郎や若児玉次郎の名がみられるとされるが、詳しい系譜は明らかでない。
           『太平記』には、観応三/正平七年(1352)に新田義興・義宗兄弟や脇屋義治らが
          足利尊氏に対して挙兵した際、児玉党から馳せ参じた武士の1人として若児玉の名が
          挙げられている。義興らは敗れて越後へ落ち延びたが、若児玉氏のその後について
          は不明である。


       <手記>
           若小玉の龍泉寺が館跡とされていますが、遺構らしきものは見当たりません。境内
          の客殿庫裡落慶記念碑という立派な石碑の碑文に、館について触れた箇所があり
          ます。

           
 館跡とされる龍泉寺を望む。
館跡について触れられている記念碑。  


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