金谷館(かなや)
 別称  : なし
 分類  : 平城
 築城者: 不明
 遺構  : 土塁、堀跡か
 交通  : JR奥羽本線米沢駅からバスに乗り、
      「金谷口」下車徒歩5分


       <沿革>
           史料や伝承にはみられず、詳細は不明である。


       <手記>
           県道235号線沿いの万世金谷児童遊園地が金谷館跡とされています。北東隅に
          園地入り口の看板があり、車もその脇に停められます。この看板には鎧武者姿の
          キャラクターが描かれていますが、館跡と関連があるのかは分かりません。
           羽黒川河岸の沖積地が三角形に突出した箇所に立地していて、その2辺が浅い
          土塁状になっているのですが、これが遺構かどうかは判断に窮します。遊園地と
          いうものの、園内は実際のところ中途半端な広さのグラウンドで、せいぜい小学校
          低学年がフットボールやベースボールをするところといった感じです。
           遊園地の南東隣には民家があり、その境は、あるいは堀跡といった様相を呈して
          います。これが堀とするならば、遊園地の敷地がそのまま館の中心部ということに
          なり、いくらか当時のようすを想像しやすくなるように思います。

           
 万世金谷児童遊園地入口の看板。
北辺の土塁状地形。 
 南辺の土塁状地形。
園内のようす。 
 園地先端部付近。
 さすがに…虎口ではなさそうです。
遊園地と南東隣の民家の境。 
堀跡か。 


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