麻田陣屋(あさだ)
 別称  : 麻田藩陣屋
 分類  : 陣屋
 築城者: 青木一重
 遺構  : なし
 交通  : 阪急宝塚線・大阪モノレール蛍池駅徒歩1分


       <沿革>
           豊臣秀吉の馬廻衆・七手組の1人であった青木一重は、慶長二十年(1615)に豊臣家との
          和議の返礼として徳川家康のもとへ赴いたが、大坂城へ戻ることを許されず、大坂夏の陣で
          豊臣家が滅ぶと家康に摂津豊島郡など1万石を与えられた。麻田陣屋はこのとき築かれた
          とされる。
           青木家はその後、移封も減封もなく14代を数えて明治維新を迎えた。


       <手記>
           麻田藩の陣屋は阪急蛍池駅の西側一帯にあり、三方を堀に囲まれていたそうです。蛍池
          公民館の敷地に石碑があるとのことですが、私が訪れたときは解体を伴う工事が行われて
          いて、石碑は養生のためブルーシートに覆われていました。写真だけでもとカメラを向けた
          ところ、中から「何見てんだゴラァァァ!!」と工事関係者がすごい剣幕で出てきて、大阪は
          恐ろしいところだとの思いを新たにしました^^;
           常楽寺(刀根山城跡)近くの民家には、陣屋の門が移築されています。どこの門かは不明
          だそうですが、立派な長屋門なので陣屋でも重要な箇所のものであったと推測されます。

 石碑のある蛍池公民館(工事中)。
移築長屋門。 


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