御殿山城(ごてんやま)
 別称  : 太田道灌館
 分類  : 平山城
 築城者: 太田道灌
 遺構  : なし
 交通  : JR山手線他品川駅徒歩5分


       <沿革>
           『道灌日記』や『永享記』によれば、長禄年間(1457〜61)ごろ、この地に館を営んでいた
          太田道灌が、夢のお告げにより江戸城を築いて移った。御殿山城には、家臣宇田川和泉守
          長清を配した。
           御殿山の名は、関東に入封した徳川家康が、鷹狩の休憩用に御殿を造営したことによる。
          したがって、御殿山城という名の城があったわけではない。道灌時代の城の呼称については
          詳らかでない。


       <手記>
           御殿山は、目黒川と東京湾を望む高台で、東麓を東海道が走っています。周辺は、幕末の
          台場建設のための土取りや鉄道の開通、近年の開発などにより著しく地形が変わっていて、
          城の正確な位置の把握すら困難です。
           一般的には、御殿山ガーデンならびに御殿山公園から、西側の原美術館や御殿山の坂の
          あたりまでが城域の候補といわれています。遺構や、城跡を示すものは何もありません。


           
 御殿山城址周辺のようす(御殿山ガーデンと御殿山公園)。
同じく御殿山ガーデンを北西から望む。 


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