早島陣屋(はやしま)
 別称  : 戸川家陣屋
 分類  : 陣屋
 築城者: 戸川安尤
 遺構  : 石垣、水濠、石橋
 交通  : JR瀬戸大橋線早島駅徒歩10分


       <沿革>
           庭瀬藩主戸川逵安の四男・安尤は、寛永四年(1627)に兄・正安が家督を継いだ際に
          早島3400石を分知された。陣屋は2代・安明(重明)によって建設工事が始められ、17年
          をかけて宝永六年(1709)に完成した。
           歴代当主は児島湾の干拓および新田開発に努め、幕末の実高は5200石余に及んだと
          される一方、領内は慢性的な貨幣不足に陥っていたともいわれる。早島戸川家は13代を
          数え、明治維新を迎えた。


       <手記>
           早島小学校南西縁の小道沿いに水濠と石垣の一部、そして石橋が残っています。陣屋
          の中心は濠と早島公園(早島城跡)の間一帯にあったようで、城山へ向かう途中左手の
          住宅地に石碑も建てられています。さらに、濠の近くに戸川家記念館もあるようですが、
          私が訪れたときは閉まっていました。

           
 陣屋の石橋。
水濠および石垣の一部。 
 石橋脇の説明板。
住宅地の一画の石碑。 


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